こんにちは!おかーちゃんです。
今回は発達検査の内容からそれぞれの特性を知り、そこからどうサポートできるかをまとめております。

【ササっと理解!】それぞれの領域の困り事
人には色んな個性や性格が有るからこそ発達障害にもそれぞれで個性や得意・不得意があります。だからこそ検査内容を深堀して特性を理解することは我が子独自の特性を知るチャンスです!
ここでは検査内容から分かる本人の困りごとを簡単にまとめてみました。
【言語・対人コミュニケーションなどの社会領域】
前回の内容でこの領域の検査は人間関係構築や社会生活に必用な基本的能力が備わっているか?とお伝えしました。
1名前や物の名称が言える?
→言えない場合は言語化できていないのか?そもそも物の理解?はたまた発語の問題?
■日常でそもそも発語が少ないな?だったり、3歳過ぎても物や事など名前を間違える事や分からない事が多いな?
日常で使用する言葉や左右・上下の理解が薄い?発語が少なければ自分の思いを上手に伝えられずストレス行動になってしまったり、指示されたことそのものの意味が理解できなかったりします。
2表情理解・場面状況
→他者の感情が読めないのは関心?(関心が薄ければ集団行動の必要性の理解は薄い)
状況理解ができないのは判断材料が薄いのか?はたまた頭の中が整理出来ていないのか、指示判別能力?
■小さいうちは個人活動で成長していきますが、年齢が上がるにつれて他者との関わり合いの中で成長する所が多くありますよね。
他者との共感や協力、他者の考えを理解し協議する、衝突をした時の解決。
一人では体験できない達成感。園での活動の中でもこれらが常に盛り込まれています。
それが理解できないと本人は『何で怒っているの?何で楽しいの?何で誰も理解してくれないの?』の負のループになってしまいます。
また状況説明ができにくいと自分が悪くなくても説明ができない事で損をしてしまう事も。
ルールや復唱もそうですね。
ルールを守る=当たり前と思いますがそもそも言語理解や他者への興味が薄ければ生活面でのルールを理解して守る大切さ、遊びの中でのルール(ジャンケンなど)友達と遊ぶ楽しさや勝ち負けの意味、協調性などは難しいかと思います。
【姿勢・運動領域】
前回の内容でもお伝えしたように運動機能も発達障害に大きく関係していきます。
私たち人間は行動や運動をする時は2パターンあると思います。
①計画して動く(例:今日は〇〇のコースを走ろう など)
②瞬間的な行動(例:転びそうになって手を出す、コップが落ちそうだから手がでた など)
発達障害のある子は体や関節の動かし方が上手でなかったり、行動の先読みが出来なかったり、筋肉が少し弱い事が多いそうです。(諸説ありですが)
先読みが出来ないと、あそこで転びそう・あのままにしていたらケガをするかも等の予測が出来ずケガが多くなったり(実際モチ男はケガの呼び出しが多かったです)力の加減が上手くできず他者へケガをさせてしまったり…
本人は悪意など全く無くても不注意からの出来事が多いかなと思います。
意外と関節の動かし方が上手でない事も多いです。
神経伝達面や体の構造を理解できてない事もあります。
日常でペットボトルなどの回して開ける蓋が開けられない(あのタイプは手先でなく手首を使って回しているんですよね)
タオルが絞れない、など関節を使った動きは結構あります。
筋肉の弱さが出やすいのは主に腹筋・背筋です。(え?と思いますよね!私も思いました!)
腹筋背筋は姿勢を保つ大事な筋肉です。
筋肉が少し弱いと姿勢持続が出来なくなったり、正しい姿勢で過ごせず長時間椅子に座っているのがしんどくなって動きたくなる…などあるそうです。
逆に手先がすごい器用な子も多いです。
LEGOやビーズの組み立てが上手だったり細かい作業が好きな子も多いかと思います。
手先の器用さは伸ばすべき素晴らしい才能だと思いますのでぜひ伸ばしましょう!!
【認知・適応能力】
前回の内容からこの領域では見本と同じように絵を描いたり、積み木を同じ形に組み立てたり(模倣・模写)毎日見ている物の絵を思い出して描いたりする検査でした。
この検査からは目で見て脳で内容を処理して行動できているか?
集中力なども判定しやすいかと思います。
日常ではこの模倣・模写場面は多いです。
毎日見ている人を絵で描いた時に目・鼻・口・髪・首・腕・足など細かい所までかけているか?
誰かの見本に合わせて行動できているか?
また年齢が上がるにつれて集団行動のなかで全員が同じ物を作る機会が増えていきます。
学校の授業でも見本を見て絵を描くのも先生が書いた字を書くのもそうです。
同じように書いたりできない理由が分からないと本人が一番ストレスになってしまいます。
→この行動からは視覚から得る情報処理が難しいのか?
見る事は出来るけど実行するまでの集中力が足りないのか?日常での行動から真似が苦手そう…だったら視覚情報処理のアプローチが必要で、真似は出来るけど段々下手になっていくな…であれば集中力のサポート。
この検査1つでも特性が分かれているのでお子さんの日常行動をぜひチェックしてみましょう。
【まとめ】発達検査で分かる事
検査の内容から本人が何が得意で何が苦手か?苦手な物に対してどのようなアプローチが効果的か?を理解し対策が打てるの事です。
改めて第三者からみた結果を見ると両親でも気づけなかった事も多いです。
さらに細かく分析してもらえるからこそ適切な判断が出来る事もいいと感じました。
次回はモチ男の実際の点数と検査内容結果を公開します。ぜひ参考にしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
次回⇒実際の発達検査③に続きます。