こんにちは!おかーちゃんです。
前回に引き続き『発達グレー』の内容を掘り下げていきます。
グレーゾーン、実は子供だけでなく大人も多くの困り事や悩みを抱えている方も多いかと思います。
「発達グレー」ってなに?
発達障害とまでは言えないけれど、ちょっと気になる行動がある子どもや大人のこと。
本記事では、改めて『発達グレー』の意味・特徴・接し方まで、やさしく解説します。
ぜひご覧ください。

発達グレーとは?意味をわかりやすく解説
発達グレーとは、発達障害と診断されないけれど日常生活で少し困るような特徴がある状態をいいます。
こんな特徴があるかもしれません
- じっとしていられない
- 音やにおいにとても敏感
- 友だちと話すのが苦手
- こだわりがとても強い
ポイント:
「ちょっと生きづらさ」を感じるグレーゾーン。
早く気づき、まわりが理解することがとても大切です。
発達グレーの子どもによくある特徴
学校でよく見られる行動
学校では次のような行動が目立つことがあります。
- 授業中に立ち歩いてしまう
- 発言が極端に多い/少ない
- 友だちとケンカになりやすい
- 提出物を忘れることが多い
アドバイス:
叱る前に「なぜそうしてしまうのか?」を考えることが大切です。
また見通しを立てる事が困難な子も多いので、可視化して先回りの行動をしてあげる事も安心に繋がります。
忘れ物をしたり失敗した事で焦ったり癇癪に繋がりやすいです。なるべく自立を促しながらも『忘れ物をせず安心して余裕をもって生活できる』工夫も大事です。
家で見られる困りごと
家庭では以下のようなことが起こりやすいです。
- 朝の準備が苦手
- 好きなことに熱中しすぎる
- 言葉での説明が伝わりづらい
頭ごなしに叱るより「伝え方」を工夫することで変わることがあります。
どうしても怒ってしまう事…あります!!ですが起こる前に1度深呼吸しなぜできなかったか?どうしたらうまく行くかを一緒に考えてアドバイスしてあげましょう。
大人の発達グレーにも見られる特徴
仕事や人間関係でのつまずき
大人になると、こんな場面で困ることがあります。
- 仕事のミスが多い
- 時間管理ができない
- 会話がうまく続かない
- 人づきあいが苦手
注意:
「だらしない」「空気が読めない」と誤解されることも。実は本人もとても困っているのです。
よくある悩みやつらさ
- 自分に自信が持てない
- 空気が読めず人間関係で苦労する
- 感情のコントロールが難しい
「誰にも相談できない」と感じる人も少なくありません。
発達グレーの診断はできる?どこに相談?
子ども向けの相談先
- 市区町村の子育て支援センター
- 児童相談所・発達支援センター
- 小児科、児童精神科
大人向けの相談先
- 心療内科、精神科
- 地域の発達障害者支援センター
診断がつかなくても支援を受けられることがあります。
発達グレーの子どもや大人との関わり方
接し方を工夫することで、関係がとてもよくなります。
- ゆっくり、やさしく話す
- 一度に多くのことを言わない
- 得意なことを見つけて伸ばす
- がんばりをしっかりほめる
ポイント:
「できたね!」の一言が自信につながります。小さな成功体験を積み重ねていきましょう。
発達グレーとどう向き合う?大切な考え方
発達グレーの方を理解するためには、ちょっとした心がけが大事です。
- 苦手なことばかりに目を向けない
- 得意なこと・好きなことを伸ばす
- まわりと比べすぎない
誰にでもちがいがある。
それを受け入れるだけで、みんなが安心して過ごせる社会になります。
まとめ:発達グレーを知ることが支援の第一歩
「ちょっと気になる」そんな感覚を大切に。
知ること・相談すること・理解することが、本人もまわりも幸せになる第一歩です。
最後までご覧いただきありがとうございます。