こんにちは!おかーちゃんです。
今回は「ASD(自閉症スペクトラム症)」について、実体験も交えてやさしく解説します。
「うちの子、当てはまる?」「どこまでが個性?」と迷う方も多いので、行動例や対応ポイントも紹介します。
ASD(自閉症スペクトラム症)とは?
ASDは症状は軽度から重度(高機能自閉症・アスペルガー症候群)脳の神経ネットワークのつながり方が独特で、生まれつき脳の情報処理のクセによって、「人との関わり」「こだわり」「感覚」に特性があらわれる発達障害です。
個性の幅がとても広く、グレーゾーンや診断の線引きも分かりにくいのが特徴です。ASDは「人・感覚・こだわり」に特徴が出やすいです。
ASDの主な特徴とよくある行動例
特徴 | よく見られる行動例 |
---|---|
対人コミュニケーションの苦手さ | ・集団での行動が苦手/一人遊びが多い ・目を合わせにくい、会話が一方通行になりやすい ・友達とのやり取りでトラブルが多い |
強いこだわり | ・予定や日課が変わるとパニックになる ・同じ服・物しか使いたがらない ・決まった順番・やり方に強くこだわる |
感覚の過敏/鈍感 | ・音や匂い、光にとても敏感/逆に全く気にしない ・触られるのが苦手/感触を極端に好む |
コミュニケーションの困難
社会性の難しさ
こだわりの強さ・ルーティン行動
感覚の過敏・鈍感
実体験コラム|モチ男のASD症状と当時の悩み
うちのモチ男の場合、こだわりの強さ・匂いだけ敏感・集団行動が苦手・予定外の事にパニック…このあたりがASD診断で指摘されたポイントでした。
ただ、それ以外の項目はほとんど当てはまらず、「これって本当にASDなの?それとも個性?」と当時はすごく悩みました。
専門家でも診断が難しいと言われる理由が分かった気がします。「症状のグラデーション」が本当に人それぞれ違うのがASDだと実感しました。
家庭でできるASDサポートのヒント
ASDは「本人の困り感」をやわらげる環境調整・声かけ・見通しの工夫がとても大切です。
- 予定変更や新しいことは、できるだけ事前に伝える・見通しを持たせる
- こだわりポイントを無理にやめさせず「どうしたら困らないか」を一緒に考える
- 集団行動で苦しんでいたら「少人数・安心できる環境」を選ぶことも大切
- 感覚過敏が強い場合は「耳栓・サングラス・お気に入りグッズ」で安心できる工夫を
困っている行動=悪いことじゃありません。その子の特性を知ることが、一番のサポートになります!
国立特別支援教育総合研究所|ASD支援ガイド(PDF)
文部科学省|特別支援教育の資料
まとめ|「個性の幅」を知ることから始めよう
ASDは症状や困りごとがとても幅広く、「当てはまる/当てはまらない」で悩むことが本当に多いです。
まずは「困っていること」を見つけて、本人が安心できるサポートを少しずつ始めてみましょう!
次回は「ADHD・LD(注意欠如・多動症/学習障害)」について、モチ男の実体験も交えつつ解説します。
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