こんにちは!おかーちゃんです。
前回に引き続き、家庭で出来る療育 コミュニケーション支援の実体験をご紹介していきます。

発達障害の子どもにコミュニケーション支援が必要な理由
発達障害の子どもは言葉のやりとりが苦手なことがあります。
そのため気持ちを伝えることが難しく、周囲と誤解が生じやすいです。
適切なコミュニケーション支援を行うことで、子どもの不安を減らし安心して人と関われるようになります。
発達障害の子どもが言葉のやりとりで困ること
発達障害の子どもは、次のような理由で会話に困ることがあります。
- 言葉の意味を正しく理解するのが難しい:比喩や遠回しな表現を理解しづらい
- 自分の気持ちを言葉で伝えにくい:話したいことが頭にあっても、うまく言葉にできない
- 会話のルールが分かりにくい:話すタイミングや、相手の表情を読むのが苦手
これらの特性を理解し、サポートすることで、子どもが安心して会話できるようになります。
コミュニケーション支援でできること
適切な支援を行うことで、子どもがスムーズにやりとりできるようになります。
- 視覚的なサポートを取り入れる:イラストや写真を使い、言葉の意味を分かりやすく伝える
- 短くて分かりやすい言葉を使う:難しい表現を避け、簡単な言葉で話す
- 会話のルールを練習する:順番を守る、相手の話を聞くなどの練習をする
これらを意識することで、子どもが少しずつコミュニケーションに自信を持てるようになります。
家庭でできる発達障害のコミュニケーション支援
家庭でも簡単にできるコミュニケーション支援の方法があります。
言葉が苦手でも伝えやすくする工夫
子どもが自分の気持ちを表現しやすくなるように、次のような工夫を取り入れましょう。
- ジェスチャーや指さしを使う:言葉が出にくいときは、身ぶり手ぶりで伝えやすくする
- イラストや写真で表現する:気持ちを絵カードなどで伝えられるようにする
- 「YES・NO」で答えられる質問をする:選択肢を少なくすると、答えやすくなる
このように、言葉以外の方法も活用することで、子どもが伝えやすい環境を作れます。
やりとりがスムーズになる話し方のコツ
発達障害の子どもと話すときは、話し方を工夫すると伝わりやすくなります。
- ゆっくり、はっきり話す:一度にたくさんの情報を伝えない
- 具体的な言葉を使う:抽象的な表現は避け、「○○してね」と具体的に伝える
- 視線を合わせなくてもOK:無理に目を見て話させなくても、安心できる話し方を心がける
これらを意識すると、子どもが会話の内容を理解しやすくなります。
⇒抽象的って難しいですよね…『だいたい→どれくらい?』『半分くらい→くらいってどれくらい?』『よく噛んで→よくって何回?』
私たちが日常で使っている言葉の多くは抽象的な言葉が多いです。それが理解しにくいと本人のストレスになってしまいます。
なので明確にコレ!と断定するように言ってあげると本人も学びました。
そして成長とともに抽象的な言葉にキチンと質問してくれるようになりました。
発達障害の子どもとの関わり方のポイント
子どもが安心して会話できるように、接し方を工夫することが大切です。
気持ちを分かりやすく伝える方法
- 表情や動作を大きくする:喜びや驚きなど、気持ちをはっきり伝える
- 感情の言葉を添える:「うれしいね」「かなしいね」など、気持ちを言葉で説明する
- ポジティブな言葉を増やす:「よくできたね!」と前向きな声かけをする
気持ちを伝える練習をすることで、子どもも自分の感情を表現しやすくなります。
なかなか自分の気持ちをうまく伝えれない子多いです。ここは時間を掛けてでも『感情を言葉にする』事を手伝ってあげましょう。
子どもが安心できる接し方の工夫
- 怒らずに落ち着いて話す
- 子どものペースに合わせる
- 話を途中でさえぎらない
安心できる環境を作ることで、子どもは自然と話しやすくなります。
トラブルを防ぐための声かけの仕方
- 「ダメ!」ではなく、「こうしようね」と伝える
- 「落ち着いてね」と言うより、「深呼吸しようね」と具体的に伝える
- トラブルになりそうなときは、事前に説明する
伝え方を工夫することで、子どもが混乱せずに行動できるようになります。
コミュニケーション支援を続けるためのコツ
継続することで、子どもは少しずつ会話がしやすくなります。
子どもが楽しめる方法を取り入れる
- ゲーム感覚で会話を練習する(しりとりなど)
- 好きなキャラクターの絵カードを使う
- 楽しい話題を増やす(好きな食べ物や趣味について話す)
楽しく続けることで、会話が好きになるきっかけを作れます。
成功体験を増やして自信をつける
- 「話せたね!」と小さな成功をほめる
- 短い会話から始めて、少しずつ長くする
- 失敗しても気にしない雰囲気を作る
成功体験が増えると、子どもは「話すことが楽しい」と感じやすくなります。
コミュニケーション支援を試してみた!体験談と変化
実際に試して次のような変化がありました。
実際にやってみた結果と気づき
- 会話が増えて、親子の関係がよくなった
- 表情が豊かになり、気持ちを伝えやすくなった
- 子どもが「話してみよう」と思えるようになった
話してみよう!と思うようになりお友達とのコミュニケーションが爆増しました。
一気に仲良くなり、お友達との関わりの楽しさを知る事で他者への興味も増えた気がします。
うまくいかなかったときの対処法
- 方法を変えてみる(子どもに合ったやり方を探す)
- 焦らずゆっくり進める(無理に話させない)
- 子どもが興味を持つ話題から始める
実際、モチ男は『困った時になんで困っているか言葉で説明できない(自分の気持ちを言葉にする)』所が課題です。
ここはタイミングをみて、時間を掛けて引き出す時とやめてみる時に分けてトレーニングしています。
なかなかうまく行かない時は絵カードなど使ってみてもいいですね。
まとめ|発達障害の子どもを支えるコミュニケーション支援
発達障害の子どもには、分かりやすい伝え方が大切です。
焦らず楽しく取り組むことで、少しずつコミュニケーションがスムーズになります。
まずはできることから試してみましょう!
最後までご覧いただきありがとうございます。
次回は生活環境や身の回りの環境調整についてご紹介していきます。
