こんにちは、おかーちゃんです。
冬休みが近づくと、こんなモヤモヤありませんか?
冬休みは、クリスマス・お正月・帰省・親戚の集まりなど、予定と刺激がぎゅっと詰まりがち。 「冬休み 宿題 終わらない」「子どもが勉強しない」という検索が増えるのも、この時期ならではです。
この記事では、発達障害・グレーゾーン小学生向けに、
を、やさしい手ざわりでまとめました。 「全部きっちりやる」ではなく、「ここだけなら続けられそう」を一緒に探していく記事です。
- 冬休みに宿題が進みにくい理由|“やる気の問題”ではなく、仕組みの問題
- 方法|「15分×1」+ハーフ&ハーフで“とりかかり”を軽くする
- 進捗ボード|付箋×ごほうびで“今どこ?”が一目でわかる
- 1日15分×7日シート|空欄があっても“成功”にカウントする
- 教科別の重点プラン(表)|“ここだけ”に力を配る
- 学習環境の整え方|“見える・座れる・うるさくない”だけでOK
- そのまま使える声かけテンプレ|“命令形”から“提案形”へ
- 保護者チェックリスト|“準備と運用”をゆるくチェック
- おすすめ学習グッズ(見える化×集中の味方)
- よくある質問(冬の宿題・勉強編)
- 参考リンク
- あわせて読みたい関連記事
- まとめ|“ここだけ”を小さく積む冬休み
冬休みに宿題が進みにくい理由|“やる気の問題”ではなく、仕組みの問題
冬休みの宿題が進まないのは、子どものやる気が足りないからではありません。 多くの場合、
といった“冬休み特有の条件”が重なっているだけです。
| 要因 | 起きやすいこと | 効く打ち手(小さく) |
|---|---|---|
| 見通し不足 | 「いつ・何を・どれだけ?」がぼんやり | 15分×1に切る/付箋でタスクを見える化 |
| 切り替えの難しさ | 行事疲れで集中が落ちる | 開始合図カード/終わりはタイマーで固定 |
| 成功体験不足 | 「できた感」が残らない | シール1枚+ハイタッチで終了 |
方針はとてもシンプルです。 「量を小さく、終わりを見せて、結果を残す」。 この3つがそろうと、冬休みの宿題はぐっと回しやすくなります。
方法|「15分×1」+ハーフ&ハーフで“とりかかり”を軽くする
冬休みは、「たくさんやる」より「サッと始めて、サッと終わる」の方が続きます。
基本セット:毎日「15分×1」
- 結論:冬休み中は、毎日「15分×1」だけを守ります。
- 理由:量が小さいと反発が減り、「これならやってもいいか」となりやすいから。
- 具体:できれば朝〜午前中/タイマー使用/得意→苦手の順で。
- しめ:終わりはシール1枚+ハイタッチで気持ちよく終了。
量と順番の目安(ハーフ&ハーフ)
「冬休み 宿題 計画」でよくある“やりすぎプラン”を避けるために、量はあえて少なく決めます。
「まだできそうだけど…」と思っても、そこで終わるのがコツです。 続けたくなる気持ちは、明日の「15分×1」に取っておきます。
進捗ボード|付箋×ごほうびで“今どこ?”が一目でわかる
子どもにとっては、「今どこまで進んでいるか」が見えるだけで、気持ちがスッと動きます。
完成イメージ:3列カンバン
| やること | やってる | できた! |
|---|---|---|
| 国語:音読1ページ | 今はここ! | シール貼る! |
| 算数:計算2問 | ||
| 漢字:2個 |
作り方とコツ
- A3台紙 or ホワイトボードに、「やること/やってる/できた」の3列を書きます。
- 付箋に超小分けタスクを書きます(例:計算2問、音読1ページなど)。
- やる前は「やること」列、始めたら「やってる」列、終わったら「できた!」列へ。
- 「できた!」列に移動したら、シール1枚 or スタンプ1回。
付箋は教科ごとに色を変えると、「今日は何をやろうかな?」と選ぶときの負担がぐっと減ります。
1日15分×7日シート|空欄があっても“成功”にカウントする
「毎日やらなきゃ」と思うと、1日抜けたときに心が折れがちです。 冬休みは、「3/7できたら上出来!」くらいの気持ちでいきましょう。
| 日 | 教科/内容 | 時間(分) | できた! | ごほうび |
|---|---|---|---|---|
| 月 | ドリル見開き半分 | 15 | □ | ★ |
| 火 | 漢字2個+音読1ページ | 15 | □ | ★ |
| 水 | 計算2問×3セット | 15 | □ | ★ |
| 木 | 日記1行+ふり返り | 15 | □ | ★ |
| 金 | 復習:苦手だったところだけ | 15 | □ | ★ |
| 土 | 旅行OK(お休み) | — | — | — |
| 日 | 旅行OK(お休み) | — | — | — |
たとえ3日分が空欄でも、「4日できたね!」とカウントしてあげてください。
教科別の重点プラン(表)|“ここだけ”に力を配る
冬休みの短い期間で、全部を完璧にしようとする必要はありません。 「ここが伸びたら嬉しいな」というポイントだけに絞ります。
| 教科 | 重点 | タスク例 | 見える化 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 語彙/音読のなめらかさ | 音読1ページ×3日/好きな本を一緒に読む | チェック欄+拍手 |
| 算数 | 計算の正確さ | 計算2問×3セット(付箋分け) | タイム計測で自己ベスト更新 |
| 英語 | 音になれること | 歌やチャンツ3分/アルファベットなぞり | 聞いた回数を○で記録 |
| 生活・総合 | 記録とふり返り | 日記1行×3回/写真+ひとこと | ミニアルバムに貼る |
学習環境の整え方|“見える・座れる・うるさくない”だけでOK
冬休みは家の中もにぎやか。だからこそ、環境をちょっとだけ整えると勉強しやすさが変わります。
見える化と刺激を減らす
- 時間:タイムタイマー or 砂時計で「あと少し」を見える化
- 机上:今日使うものだけ出す/照明は一定
- BGM:川や雨などの環境音。歌詞つきは少なめに
座る工夫(姿勢サポート)
- 足裏が床につく高さに調整(足台を使ってもOK)
- ひじが机に乗るイスの高さ
- 必要ならクッションでおしりと背中を支える
切り替えは、「学習カード→できたカード」の差し替えで。 言葉より、カードの方がスッと動ける子も多いです。
そのまま使える声かけテンプレ|“命令形”から“提案形”へ
「早くやりなさい」より、少しだけ言い方を変えるだけで、子どもの受け取り方が変わります。
| 場面 | 言い方(提案形) | ねらい |
|---|---|---|
| 着手 | 「今日は15分だけやって、おしまいにしよっか」 | 量を限定して抵抗を下げる |
| 順番 | 「先に得意なところからでいいよ。終わったらシール1枚ね」 | 内的報酬を先に用意する |
| つまずき | 「難しい?ここを半分にして、一緒にやってみよっか」 | ハードルを下げて再チャレンジにつなげる |
| 自立 | 「できた付箋、ここに貼る係は誰にする?」 | 役割を渡して主体性を育てる |
保護者チェックリスト|“準備と運用”をゆるくチェック
がんばるのは子どもだけじゃなくてOK。
大人側の環境づくりが7割と思ってもらえると、少し気がラクかもしれません。
- 学習時間を「朝〜午前」にざっくり決めた
- 15分×1のタイマーを用意した
- 付箋タスクを「超小分け」にした
- 進捗ボードを壁に貼った
- ごほうびシール/スタンプを準備した
- 順番を「得意→苦手」に並べ替えた
- 旅行日は「お休みOK」と最初から決めた
- 終わりの合図にハイタッチを入れた
おすすめ学習グッズ(見える化×集中の味方)
「全部買う」必要はまったくありません。 今あるもの+1〜2個だけでも、冬休みの勉強がラクになります。
タイムマネジメント
- タイムタイマー/砂時計
- 勉強用タイマーアプリ
- 小型ホワイトボード
集中を助ける
- 足台・姿勢クッション
- 静音イヤーマフ
- クリアファイル(科目別に分ける)
ごほうび&モチベ
- シール帳/スタンプ
- 付箋セット(教科ごとに色分け)
- やさしめの学習ドリル
よくある質問(冬の宿題・勉強編)
Q. まったく手をつけていません…どこから始めたらいい?
A. まずは「15分×1」でドリル見開き半分から。 終わったらシール1枚で終了し、その日は増量しません。
Q. 苦手教科だけ進みません…
A. 順番を「得意→苦手」にして、苦手は2〜3分だけ触れてOKに。 できた記録を残していくことを優先します。
Q. 旅行中はどうしたらいい?
A. 完全休みで大丈夫です。 帰宅後の最初の1回だけ、15分×1を再開。連続日数よりも、「また再開できた」を大事に。
参考リンク
あわせて読みたい関連記事
【最新版】5分で落ち着く!発達障害児の癇癪・パニック“神対応”マニュアル/発達障害の子どもが勉強を好きになる方法/小学生の発達障害グレーゾーンとは?/勉強ストレスにさよなら!小学生・発達障害っ子のイライラ対策5選
まとめ|“ここだけ”を小さく積む冬休み
冬休みは、行事も多く、生活リズムも宿題も崩れやすい時期です。 だからこそ、
の3つだけを意識してみてください。
空欄があっても大丈夫。 今日の小さな「できた」が、冬休み明けの自信につながっていきます。
最後までご覧いただきありがとうございます。


