こんにちは!おかーちゃんです。
引き続き、療育・小集団での活動内容を公開していきます。
小集団での学び、成果、療育内容をわかりやすくご説明していきたいです。
療育教室によっても小集団の内容は大きく違うのでぜひ参考になれば幸いです。
小集団での活動内容②
通っていた教室の主な小集団での活動内容はこのような感じです。
- 最初の挨拶
- 発表
- 椅子に座りながらの活動
- 体全体を使った活動
- グループ活動
- 振り返り
小集団での活動内容③
①挨拶・発表
基本的なマナーを見につける、皆の前で名前や質問の内容に答えるパートです。
- 時間帯に合わせた挨拶が自発的にできるか?(おはよう・こんにちは・こんばんわ)
- みんなの前で名前・先生からの質問に元気に答えられ、質問の内容を理解して正しく答えられているか?(例:今日の朝ごはんは?好きな食べ物は?)
- 今日の日付、天気(例:3月9日〇曜日 お天気は〇〇です。)
◎ちなみに1~20日までの言い方(例:ついたち、ふつか)もここで学び練習しました。
②椅子に座りながらの活動
全員で手遊び歌をしたりクイズをします。ここでは椅子に座ったままの活動です。
- 先生の話を聞き指示通りに行動出来ているか?
- 椅子にきちんとした姿勢で座っていられるか?
- 準備運動を兼ねて簡単な座りながらのリトミックや関節運動
◎発達障害の子は集中力の持続が難しい事があります。同じ姿勢で居る事・足を床にきちんと付け座る・じっとしている・先生の目を見て話を聞く・理解するなどを練習します。

③体全体を使った活動・グループ活動
リトミックやゲーム(だるまさんが転んだ・椅子取りゲーム)、体操、など行います。
- ここではルールを理解し、ルールを守る
- 勝ち負けの中での感情コントロールを身に着ける
- 友達の応援やお手本にすることで協調性・コミュニケーション能力を育む
- 友達と活動する事で協力性や他者への興味関心を育む
◎まずは先生からルールの説明がありますが、ルールを聞く・理解するができているか?負けても泣かずに感情をコントロールする事ができるか?お友達と協力する事ができるか?を重点的にみて先生方がフォローに入ってくれます。
この活動でモチ男の他者への興味関心、ルールを理解する力は育ったと思います。
④振り返り
これは年長クラスになってから始まりましたが実際に机で学習するように振り返りをします。
- 椅子に座りながら学習するようなイメージを早くから身に着ける
- 今日の出来事をしっかり覚えているか?
- 自分の気持ち(楽しい・悔しい・つまらない)を言葉に表して伝える練習
- 鉛筆の使い方
◎今日の出来事を振り返る⇒今日の活動を覚えているか?結構、え?と思うかもですが、発達障害の子は忘れやすく覚えていない事も多いです。また自分の気持ちを言葉にする事が難しい子も多いのでこの内容も力が育つキッカケになりました。
小集団での苦手対策
小集団では大体5~10名で活動します。生徒それぞれに特徴がある中で苦手な所も様々です。
療育ではその『苦手』『困難』に対しても先生方がいち早く気づき、共有し、レッスンに内容を盛り込んでくれます。
【苦手別のレッスン内容】
- 勝ち負けにこだわる→あえて勝ち負けのあるゲームをする事で負けた時の感情コントロール
- じっとしていられない→先生が付いてくれ隣で瞬間的に指導
- 感情のコントロールが苦手→あえてやらせる、感情が止められない時には部屋を変え先生が丁寧に細かく対話。勝ち負けだけでなく、できる出来ないで感情が出てしまう場合でも基本的にみんなと同じことをやる。
- 発語が難しい→言葉が出なくともみんなの前での発表は必ず参加し、絵カードや先生の補助を貰って発表する。
- コミュニケーションがとりずらい→説明ができないのか?一方的なのか?何が原因で取りづらいのかを先生が細かく分析し常に寄り添ってコミュニケーションの仲介をしてくれる。徐々にできるようになれば少し離れたところで実際に行動させてみる。あえてお友達と協力しないとできないカリキュラムを多く組んでくれ、コミュニケーション機会を増やす。
このように苦手・困難な事に対しても細かく柔軟に対応して下さったり、カリキュラムに盛り込んでくれます。
小集団での変化
この教室は普段の行動1つ1つ(教室に入る時の挨拶、トイレ、身支度、椅子の座り方、帰る時の挨拶等)も
全ての行動に丁寧に厳しく指導して頂きました。
そのおかげで早い段階からマナーや身だしなみ、基本的な当たり前のコトを身に着けられました!
普段私たちが手を貸してしまいがちな事や口うるさく言ってきた事もすんなり出来る事が増え
療育のありがたみを感じました。
そして小集団の環境は『他者との関わり合い』『協力』がモチ男の心境を大きく変えました。
最初は皆で協力する・解決する、皆の前で発表する事が不安で声が出なかったり、
先生の所に逃げていた事も多かったですが
協力する大切さや、お友達と関わる楽しさ、発表でかっこよくできた時の達成感が生まれ
半年過ぎた頃には大きな声で発表できたり、お友達の様子を見れたり、困っているお友達のお手伝いも出来るようになりました(泣)
小集団を経験してみて
小集団を経験してみて、良かったの一言に尽きます。
元々グループ活動や協調性が苦手だったモチ男の特性が半年以内でグンっといい方向に変わったのが
目に見えて分かったからです。
園での活動でもグループで協力する場面は多くありますが
療育では『できるまでやる!』『できたら全力で褒める』『もっと出来るように伸ばす』が徹底され
厳しさもあり不安になりましたが、ここまで変わったのは小集団を経験したからだと思います。
また先生の指導法やアドバイスは私自身の勉強にもなりました。
まとめ
私は療育に通って良かったと思いました。
小集団の経験が本人のできた!の自信につながり
私もモチ男とのかかわり方の学びになったからです。
小集団活動は、子どもたちが社会で生きていくために大切な「人と関わる力」を育む場です。
遊びながら学ぶことで、自然とコミュニケーション力・協調性・自己表現力などが身についていきます。
一人ひとりのペースを大切にしながら、無理なく楽しく成長できる環境を作っていきたいですね!
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回は親子支援の内容を公開していきます。