こんにちは!おかーちゃんです。
「ごめんね」「手伝って」――伝えたい気持ちが、言葉だけに縛られないように。カードやボード、アプリの道具をくらべながら、家と学校で同じ合図にそろえる方法をまとめました。小さな成功の積み重ねが、自信を育てます。
支援ツールの選び方と順番
まずはカードや簡単なボードなど、扱いやすい物から。写真や絵でわかりやすくし、伝える場面を1つにしぼって練習します。慣れてきたらアプリの検討へ。道具が増えるほど迷いも増えるため、少数で始めるのが安心です。
支援ツール比較表(特徴と向き・不向き)
| ツール | 良いところ | 気をつけたい点 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| カード | すぐ使える・場面が明確 | 種類が増えすぎると迷う | 謝る・助けてほしい等の短い伝達 |
| ボード | 一日の見通しを共有 | 持ち運びに不向き | 朝の支度・帰宅後の流れ |
| AACアプリ | 語彙を広げやすい | 設定や学習に手間 | 選択肢を増やしたいとき |
どの道具でも、家と学校で同じ意味になるように「言葉・絵柄・合図」をそろえることが鍵です。
家と学校の共有ポイント
同じ道具・同じ合図で、場所が変わっても安心が続きます。
導入の小さな手順
- 家庭で1分×3回のロールプレイ
- 学校へ道具の写真と意味を共有
- うまくいった場面をメモし、週に一度ふり返る
よくある質問(FAQ)
カードは何種類から?
最初は3〜5枚ほど。使い分けに慣れてから少しずつ増やしましょう。
AACアプリはいつ導入?
カードの使い方に慣れ、選択肢を広げたい場面が増えたら検討します。
💡豆知識:AACってなに?
AAC(エーエーシー)は、Augmentative and Alternative Communication(補助代替コミュニケーション)の略。 つまり、「ことば以外の方法で気持ちや考えを伝える手段」のことです。 絵カード・ジェスチャー・タブレットアプリなど、子どもが「伝えたい」を形にするサポート全般を指します。
AACを使う目的は、「ことばを減らす」ことではなく、ことばの理解や表現を“増やす”ことです。 「伝わった」という経験を積み重ねると、子どもは安心して発信しようとする意欲が高まります。 最近は、アプリを使えば家庭でも気軽に始められる時代になっています。
🏠家庭で使うときの3つのポイント
AACは道具ではなく“橋渡し”です。 「どう使うか」よりも、「どう安心して伝えられるか」を大切にすると、自然なやりとりが育っていきます。
📱無料で試せる代表アプリ
| アプリ名 | 特徴 | リンク |
|---|---|---|
| Voice4u | 絵カード+音声読み上げ。シンプルで導入しやすい。 | 公式サイト |
| DropTalk | カードと写真を自由に登録可能。発話練習にも。 | 開発元:ドロップス株式会社 |
| Let’s Talk App | 指差しと音声を組み合わせた直感的操作。無料版あり。 | App store |
どのアプリも「使うこと」より「伝わった」を実感できるように、最初は1〜2つの絵だけでOK。 子どものペースに合わせて、徐々に表現を増やしていきましょう。
🌼体験談:最初の一歩を踏み出した日
最初は使わない日もありました。でも、あきらめずに一緒に絵をめくる時間を続けるうちに、 少しずつ「カード=安心の合図」になり、やがてことばも増えていきました。 AACは魔法の道具ではありません。けれど、「伝わるって嬉しいね」という小さな奇跡を毎日の中に作ってくれます。
まとめ|“伝わる経験”が次の言葉を育てる
言葉の形はひとつではありません。カードも合図も立派なことば。小さな成功を重ねながら、少しずつ表現の幅を広げていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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はじめてAACを取り入れたとき、私も「うちの子に使えるのかな?」と半信半疑でした。 でも、ある日カードを見せながら「これ?」と聞いたとき、子どもが小さくうなずいた瞬間、涙が出るほど嬉しかったんです。 「ことばが出なくても、伝えられる」――その実感が、家族の雰囲気を少しずつ変えてくれました。