こんにちは!おかーちゃんです。
夏休み明けは「朝動けない」「お腹が痛い」「学校の話を避ける」などの登校渋りが増えやすい時期。
発達障害・グレーゾーンの子は切り替えの難しさや先の見通し不安で反応が強く出がちです。
でも大丈夫。朝のハードルを下げる・家庭の安心基地・学校との連携の3ステップで、無理なく“行ける一歩”を作れます。
目次
なぜ夏休み明けは登校渋りが増える?
関連:⑤ 1週間リズム再起動プラン/ ③ 宿題サポートの基本原則
見逃したくない「行き渋りサイン」
今日の一歩: サインが出たら原因探しより先に環境調整(朝の工程を1つ減らす等)。
親ができる3ステップサポート
ステップ1:朝のハードルを下げる(“全部”ではなく“ひとつ”)
おすすめ(朝)
- タイムタイマー/キッチンタイマー
- 朝の支度チェック表
朝の光+就寝前の刺激低減は、子どもの体内時計を整える基本です(厚労省e-ヘルスネット/睡眠ガイド2023参照)。
ステップ2:家庭の“安心基地”を作る(クールダウンと合図)
帰宅後10〜15分のクールダウン基地(照明・香り・BGMを固定)。気持ちを言語化せず伝えられる合図カードを用意。
- 気持ちスケール(1〜5)で“今”を指差し
- つらい時の行き先(保健室・図書室)アイコン
- 短縮ルート(朝の工程を1つ省く/最初の1時間のみ)
おすすめ(安心基地)
- おやすみライト/アロマディフューザー
- 気持ちスケール・合図カード
ステップ3:学校と連携する(合理的配慮を1枚で)
担任に「行き渋りの傾向」を共有し、得意・苦手・配慮案を1枚で提出。保健室登校や短縮登校の合意をとる。
【得意】視覚情報/短い指示 【苦手】口頭一括指示/突然の予定変更 【配慮案】視覚スケジュール/席配置/板書写真OK/短い休憩合図
学校への配慮依頼は、文科省が示す「合理的配慮」の考え方に沿って要望すると通りやすくなります。
不登校につながらないための工夫
支援グッズ・サービス(まとめ)
切替の見える化
- タイムタイマー/砂時計タイマー
- 朝の支度ボード/チェック表
- スケジュールカード(マグネット)
Amazon(タイムタイマー) /Amazon(スケジュールボード)
安心基地アイテム
- おやすみライト/間接照明
- アロマディフューザー
- ブランケット・イヤーマフ
相談・支援サービス
- スクールカウンセラー(学校経由で予約)
- 通級指導教室/教育センター
- 放課後等デイ/地域相談窓口
学校との連携は「得意・苦手・配慮案」の1枚資料を渡すとスムーズ。
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- 就学前がカギ!合理的配慮の意味と今すぐできる支援・チェックリスト
参考リンク(公的・専門機関)
- 文部科学省|不登校児童生徒への支援の在り方(通知・ガイド)
- 文部科学省|地域別の相談窓口一覧
- 文部科学省|「合理的配慮」の具体例(学校現場)
- 厚生労働省 e-ヘルスネット|こどもの睡眠(体内時計とリズム)
- 厚生労働省|健康づくりのための睡眠ガイド2023(PDF)
- 日本スクールカウンセリング推進協議会|SCの活用
よくある質問(登校渋り)
まとめ|“全部”じゃなく“ひとつ”でOK。小さな成功が次の一歩に。
夏休み明けの登校渋りはめずらしくありません。まずは「工程をひとつ」に。着替えだけ→玄関→校門→1時間だけの順で、小さな成功体験を重ねましょう。
朝のハードルを下げる・安心基地・学校連携の3ステップで、今日の一歩を一緒に作っていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。
関連:⑤ リズム再起動 / ③ 宿題サポート / ② スケジュール実例