こんにちは!おかーちゃんです。
「ごめんなさい」と言えないとき、周囲から「なぜ言えないの?」と見られるのは、子どもにとっても親にとってもつらいことです。 でも、言葉だけが謝罪ではありません。表情・合図・カード・短い言い換えなど、伝え方の形を少し変えるだけで、“思い”はちゃんと届きます。 本記事では、発達特性による「謝れない背景」と、その子に合った代替表現・練習ステップをまとめました。 学校でも家庭でも、子どもの「伝わった」という成功体験を増やすヒントとしてお使いください。
代替表現の具体例|言葉以外でも“伝わる”をつくる
謝ることが苦手な子どもは、「間違いを指摘される怖さ」「言葉を探す負担」「注目される不安」など、さまざまな理由で声が出にくくなります。 そんなときは、「言葉以外の方法」で謝意を伝える道を用意してあげるとスムーズです。
大切なのは「伝わった」という実感。周囲が「ありがとう」「伝えてくれてうれしい」と言葉で返してあげることで、 子どもは「謝る=怖いことじゃない」と少しずつ感じられるようになります。
状況別の言い換えサンプル
どんな場面で、どの表現を使えばよいかを明確にしておくと、本人も選びやすくなります。 下の表は、学校や家庭でよくあるシーン別におすすめの代替表現をまとめたものです。
| 状況 | おすすめの伝え方 |
|---|---|
| ぶつかった | カードを渡す → 「次は気をつけます」 |
| 順番を抜かした | 合図+「先にどうぞ」 |
| 言いすぎた | カードを渡す → 「言い過ぎました」 |
表のように「どの行動=どの言葉(合図)」を具体的に決めておくと、子どもが自分で選びやすくなります。 周囲の大人も、あらかじめ共有しておくことで受け取り方が安定し、誤解が減ります。
練習ステップ(家庭→学校)
謝る練習は、失敗経験を減らし、安心感を積み重ねることから始まります。 家庭と学校で同じルールを共有し、「これならできる」という小さな成功を積む流れが理想です。
- 家庭で1分×3回のロールプレイ: 短く区切って「カードを渡す→受け取る→ありがとう」と練習。時間は短く、笑顔で終えるのがコツです。
- 学校と共有: カードや合図の意味を先生に伝え、同じ形で受け取ってもらえるようにします。家庭と学校の一貫性が安心につながります。
- 成功したら即フィードバック: 「伝えられたね」「すぐ行動できたね」と具体的にほめて、行動の再現性を高めます。
継続のポイントは「失敗を責めないこと」。言えなかった日も、「次にどうすれば伝わるか」を一緒に考える姿勢が大切です。
代替表現カードの作り方|印刷設定・サイズ・耐久性アップのコツ
カードは「作る」ことより「使える」ことが大切です。 お子さんが持ち歩けて、すぐ出せるサイズと質感を意識しましょう。
これらの工夫で「どのカードを出せばいいか」が瞬時に判断でき、ストレスが大幅に減ります。
先生・クラスメイトへの周知文例|“カード=謝意/意思表示”の共通理解を作る
カードを使っても、それが「謝罪の意図」だと相手が知らなければ伝わりません。 周囲に理解を広げることで、本人の「伝わった」が増え、安心して行動できる環境ができます。
先生向けメモ(職員室掲示用)
◯◯さんは言葉が出にくい場面で、カードで気持ちを伝えます。 青=「ごめんなさい」、黄=「困っています」、緑=「手伝ってください」。 カード提示時は、受け取り後に言葉で補い、安心できる行動を促してください。
クラス向けの一言ポスター
カードは「言葉のかわり」です。 見せてくれたら、話を聞いて一緒に考えよう。
周知を丁寧に行うことで、クラス全体に「伝える方法はいろいろあっていい」という安心感が広がります。 学級会などで紹介するのも効果的です。
まとめ|「伝えられた」を増やす仕組みづくり
「ごめんなさい」が言えないのは、わざとではなく“言葉が出にくい瞬間”があるから。 でも、カード・合図・短い言い換えを活用すれば、気持ちはきちんと伝えられます。 家庭でのロールプレイ、学校への周知、成功体験の即時フィードバック――この循環が、少しずつ「言葉への一歩」を支えてくれます。 無理をせず、子どものペースで「伝えられたね」を積み重ねていきましょう。 その経験が、やがて自然な「ごめんなさい」につながっていきます。
最後までご覧いただきありがとうございます。
参考▶発達障害情報・支援センター|NCNP|NISE
関連記事▶合理的配慮とは?/IEP(個別支援計画)とは?/ペアレントトレーニングやり方完全ガイド/他害があったとき親はどう動く?/小学生の友だちトラブル


