こんにちは!おかーちゃんです。
夏休み明けや長期休暇後は友だちトラブル(言い合い・叩く・仲間外れ)が増えがち。
発達障害・グレーゾーンの小学生は感覚過敏・衝動性・見通し不安で衝突が起きやすくなります。
本記事は「場面別の即対応→予防の仕組み→学校連携のテンプレ」の順で、今日から使える対処を解説します。
目次
- 友だちトラブルが起きやすい理由
- よくあるトラブルと“今できる対処”
- 予防の仕組みづくり(学校・家庭)
- 家庭でできるソーシャルスキル練習
- 学校への伝え方テンプレ
- 支援グッズ・サービス
- 参考リンク(公的・専門機関)
- よくある質問
友だちトラブルが起きやすい理由
よくあるトラブルと“今できる対処”
| ケース | まずやること | 次にやること |
|---|---|---|
| 言い合い・口論 | 距離を取る合図→静かな場所へ | 「断り方・お願い」の2文型をロールプレイ |
| 押す・叩く | 混雑回避/手は物を持つ | 代替行動:壁押し・グーパー・深圧 |
| 仲間外れ・貸し借り | ルール可視化(時間・人数) | 遊びの選択肢表A/Bで切替 |
① 言い合い・口論
今: その場で正すより距離をとる合図(カード/指のサイン)→落ち着いてから事実確認。
次: 「断り文句」「お願い文句」をミニロールプレイで練習。
② 押す・叩くなどの衝動
今: 混雑回避/並び順の端を選ぶ/手をポケットor物を持つで手の動きを抑える。
次: “押したくなったら壁を押す”など代替行動を決める。
③ 仲間外れ・貸し借りトラブル
今: 貸し借りはルールを可視化(時間・場所・人数)。
次: 「混む場所では遊びA、静かな場所では遊びB」の選択肢表を作る。
まずは“今できる安全と距離”→落ち着いてから“言葉の練習”。順番がカギ。
予防の仕組みづくり(学校・家庭)
家庭でできるソーシャルスキル練習
- 断り方の型: ①相手の気持ち→②自分の希望→③代替案(「今日はムリだけど、明日ならOK」)
- 順番待ちカード: 「今3人目/次あなた」のカードで視覚化
- 選択肢で切替: 「混むAと静かなB、どっちにする?」
おすすめ(家庭練習)
- ロールプレイ用カード(断り方・お願いの言い方)
- 待ち順カード/合図カード
学校への伝え方テンプレ(コピペOK)
【状況】休み時間の混雑時に口論→押してしまうことがある
【得意】視覚情報・短い指示、穏やかな場
【苦手】混雑・大きな音・急な予定変更
【配慮案】
・混む場→図書室/保健室へ合図カードで移動OK
・並び順は端に/教室の後方席
・「待ち順カード」で視覚化
・エスカレ前の合図(机カード→廊下カード)
詳細版は次記事 ⑨ 先生への伝え方テンプレ集 へ。
支援グッズ・サービス(まとめ)
見える化・切替ツール
- 合図カード/待ち順カード/スケジュールカード
- タイムタイマー(休み時間の区切りに)
▶Amazon(タイムタイマー)
安心基地アイテム
- ノイズ低減イヤーマフ
- やわらかブランケット
- おやすみライト
相談・支援
- スクールカウンセラー
- 通級指導教室/教育センター
- 放課後等デイ
学校連携は「得意・苦手・配慮案」を1枚にまとめて渡すとスムーズ。
参考リンク(公的・専門機関)
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よくある質問(友だちトラブル)
叩いてしまった後、どう対応すれば?
まず安全確保→距離→落ち着いてから“事実”と“次に困らない工夫”を確認。長い説教は逆効果。
仲間外れにされたときは?
状況把握と同時に、別の遊び選択肢と逃げ道を用意。学校にも共有して場を整える。
先生へはどう伝える?
「得意・苦手・配慮案」テンプレを1枚で。具体例と合図方法を明記。
家庭でできる練習は?
断り方/お願いの言い方のロールプレイ。カードや絵を使うと効果的。
すぐに落ち着ける方法は?
深呼吸より体を使う落ち着き行動(壁押し/握る/ジャンプ数回)。感覚刺激で切替を助けます。
放課後等デイやSCはいつ相談すべき?
「週2回以上の衝突」「担任の支援が追いつかない」など反復時は早めに相談。役割分担を決めると再発予防に。
保護者同士の連絡は必要?
感情のやり取りは避け、学校を通して事実と対策を共有。家庭間の直接交渉は最小限が無難です。
まとめ|“安全→距離→仕組み→練習”の順番で整える
友だちトラブルは、先に環境とルールを整え、落ち着いてから言葉の練習へ。
学校と連携し、逃げ道と合図を決めておくことが再発予防の近道です。
関連:登校渋り対策 / 勉強ストレス対策 / 先生への伝え方
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