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- 声かけ&家庭練習編
こんにちは!おかーちゃんです。秋は行事が続き、発達障害・グレーゾーンの子は音や人混み、待つ時間で疲れやすくなります。本記事は、家庭でできる「1-5-2」練習ワザ(1回=最長5分・2手順まで)と、場面別の声かけ例をセットで紹介。“やってみよう→できた!”の流れを作り、行事当日の不安を小さくします。

目次
- 家庭練習が必要な理由
- 1-5-2練習ワザの全体像
- 運動会の声かけ&練習
- 遠足の声かけ&練習
- 秋休みの声かけ&練習
- 声かけのコツ(変換表)
- 参考リンク|合理的配慮
- 関連記事|秋シリーズ
- よくある質問
- まとめ|“言葉+仕組み”
家庭練習が必要な理由
まずは理由を知ると、練習の力点が明確になります。短い予行演習でも当日の安心感は大きく変わります。
家庭での短い練習が、当日の不安とトラブルを減らします。見通しが持て、合図を覚え、家と学校で言葉がそろうからです。
「あと3人で順番」「カード見せてOK」「5分休憩」など、合図と言い方を固定します。
毎日5分×1回でも十分。続けやすさを最優先にしましょう。
効果のポイント(表)
効果 | 理由 | 家でやること |
---|---|---|
見通しが持てる | 流れが分かると不安が下がる | 当日カードを壁に貼り毎晩30秒確認 |
合図が身につく | 退避→戻りの道が決まる | 「机カード→廊下カード→戻る」を練習 |
言葉が統一 | 家と学校で混乱しない | 先生と同じ言い回しを共有 |
練習の量と当日の負担(イメージ)
▶練習0 練習少し 負担小 負担大
短い練習でも効果は出ます。完璧より、続けられる量を大切に。
1-5-2練習ワザの全体像
「1回=最長5分・2手順まで」。これが続けやすさの合言葉です。やり切れる量に絞ると成功が積み重なります。
1-5-2のルール(表)
数字 | 意味 | 例 |
---|---|---|
1 | 1回だけやる | 練習は1セットで終了 |
5 | 最長5分以内 | タイマー5分で切り上げ |
2 | 2手順まで | 「並ぶ→待つ」など |
迷ったら量を半分にし、成功で終えるのがコツです。
合図カード(色分け例)
色 | 意味 | 行動 |
---|---|---|
青 | 待つ | 列を保つ・深呼吸3回 |
緑 | 進む | 前へ3歩・整列 |
黄 | 小休止 | 日陰へ・水分 |
赤 | 退避 | 退避ベンチ5分 |
運動会の声かけ&練習
音・人・待機の3点に効く言葉と、家でできる超短時間リハを組み合わせます。
声かけ例(場面別)
家での練習(1-5-2)
- 廊下で並ぶ→待つを2回だけ(最長5分)。
- 机カード→廊下カード→戻るを1セット。
- 最後はできた宣言:「今日の作戦OK!」で終了。
並び順は端を想定。戻り合図は家庭と学校で同じ言い方に。
文部科学省|特別支援教育・合理的配慮 / 国立精神・神経医療研究センター
遠足の声かけ&練習
移動・食事・集合がカギ。席と食べ慣れた物の準備、集合の合図を前もって決めます。
声かけ例(場面別)
家での練習(1-5-2)
- 椅子に座る→静かに待つ(2分)。
- タイマー→集合カード→合流の順を1回。
- 食べ慣れた物を小量で試す(匂い・食感の慣らし)。
酔いやすい場合は席の位置や休憩合図も事前に決定。
秋休みの声かけ&練習
短い休みはリズム命。朝の光・学習15分×1・就寝前60分オフの3点で“戻りやすさ”を作ります。
声かけ例(1日)
家での練習(1-5-2)
- 朝の光を浴びる(2分)→朝食タンパク1品。
- 学習は15分×1(付箋で見える化)。
- 就寝前は本を3分読む→灯りを落とす。
旅行日は「朝の光」と「就寝前オフ」だけ死守でOK。
声かけのコツ(変換表)
禁止より提案、曖昧より具体、叱責より仕組み。言い方を少し変えるだけで伝わり方が変わります。
ポジティブ変換(表)
NG例 | OK例(提案・具体) | ねらい |
---|---|---|
走らないで! | ここは歩こうね | 何をするかが分かる |
ちゃんとして | あと3分待ってみよう | 時間を具体化 |
また離席した! | カード出したら休憩にしよう | 仕組みで切替 |
早くしなさい | タイマー鳴ったら行こう | 合図で行動 |
参考リンク|合理的配慮
あわせて読みたい関連記事|秋シリーズ
セットで読むと当日の準備がスムーズになります。回遊して必要なテンプレを揃えましょう。
よくある質問
まとめ|“言葉+仕組み”で安心
秋の学校行事は家庭の短い練習でラクになります。1-5-2を合言葉に、合図カードとポジティブな声かけをセットで準備しましょう。今日の小さな「できた」が、当日の大きな安心につながります。
最後までご覧いただきありがとうございます。